これはこれは ナーメテーター!
DVDのパッケージの雰囲気から、B級SFの低予算バカ映画かな〜なんて思って軽い気持ちで観ました。
意外や意外
かなり繊細でズッシリくる力作でした。
物語自体は目新しいものではありませんが、逆に余計なことをしていないといいますか、
純粋に"愛"を描いていて、楽しくも、しんみりしました。
登場人物の変化や行動原理は全部根底に"愛"があるんです。
ロシア映画ということで、前半の宇宙船墜落シーンのCGとか、リアルだし迫力あるんだけど、ハリウッド映画のCGとは、やはりどこか雰囲気が違い、
見慣れた映像とは一線を画す、目に楽しい場面でした。
あとエイリアンのデザインもカッコよかったです。
本当強そうだし、優しそう。
巨大な宇宙船が墜落して、宇宙人も現れたのに、次の日学校が再開してたりするのが、リアルで良いですね。
クライマックス手前に僕の大好きすぎる展開があったり、エイリアンの星がボルヴィックのCMっぽい綺麗さだったり、犬が可愛かったり、
とにかく大好きな映画だな〜と見ながらずっと思ってました。
作中、病院に運ばれてくる人たちの怪我の原因は、基本エイリアンは関係なく、暴動等による、人間同士によるものだったりするのも皮肉でいいですよね。
これだけの事態が起きてて、エイリアンはわりと蚊帳の外といいますか。
低予算映画っぽかったりとか、
ラストにセリフで説明しまくる説教臭さとか、チャーミングなところも含めて好きです。