日本のジャケットはナンセンスだけど、本国のジャケットが凄まじくオシャレで見たくなったので、いざ鑑賞した。
ゴーン・ガールによく似たミステリーで、人間の嫌な部分を突いてくる恐ろしく怖い物語になっていたが、ポールフェイグのおシャンティかつコメディ映画とも思わせてしまうようなコミカルさで良い感じに「奇妙な映画」になっていた。というのも、見てくれも、見た後の感触もコメディ映画に近いのに、内容はかなりドロドロなのが一番の奇妙さ。
先述したように、先にゴーン・ガールがあるので、ストーリー的に目新しいものもなく、意外と普通な方向へと展開していくので、驚きはしなかったものの、どんでん返しに次ぐどんでん返しの連続は結構面白かった。アナケンとブレイク・ライブリーの魅力も凄まじく、どちらも怪しさをプンプン匂わせているあたりの演技の上手さが最高。まるで百合系を見ているかのように思えて、やや変に期待してしまった部分も…
なんといっても、女性主演でコメディ映画を撮り続けてきたポールフェイグのセンスがキラキラしている。とにかくオシャレ。主演2人の衣装には注目して欲しい。
この監督がまさかミステリーなんて撮れるのかと思ってたけど、意外と作り方によってはこんなによく合うのだと感心。