てるる

シンプル・フェイバーのてるるのレビュー・感想・評価

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)
3.7
オープニングからしてどえらいオシャレ。
オシャレっぽいのとか意識高い系映画がニガテなので、そこでまず心配に。

でもアナ・ケンドリックの天然系おバカキャラと、ブレイク・ライブリーのオシャレアバズレ感が凄くて大丈夫だったw

行方不明となったエミリーを探していくうちに明らかになっていく過去。
途中まではミステリーとして普通に面白い。
ただ、途中からトリックやらオチまで読めてしまったのが残念。
たぶんミステリー小説や映画をよく観る人なら分かると思う。

ただ、この映画の面白いところは、女同士の友情と嫉妬、男女関係など結構ドロドロした内容なのに、エミリーとステファニーのキャラクターのおかげで全然そう感じさせないところ。

アナ・ケンドリックって、人をちょっとイラッとさせる女性を演じさせたら上手いよなぁ。
「バッド・バディ」みたいな感じで、ドジっ子な行動にはちょいちょい笑いました。

そしてブレイク・ライブリーの美人でカッコ良い女っぷり。
普通の人が着たらどうかしてるぜって服ですら着こなすセンスとスタイルの良さ。
それでいて口も性格も悪いサイコパス感。
写真を撮った時に豹変するブレイク・ライブリーの怖さ。
演技上手い。

あ、この映画で1番ゾクリときたのは、ウォークインクローゼットを片した後で戻ってきた時だったけど。

女の怖さや衝撃は「ゴーン・ガール」のほうが上だけど、ファッションだとか、コメディだとかも含めてサラッと観る分には楽しめる作品。
てるる

てるる