ケイスケ

シンプル・フェイバーのケイスケのレビュー・感想・評価

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)
3.5
日本版も海外版もメインビジュアルが素敵。アナ・ケンドリックとブレイク・ライヴリーはファッションテイストが真逆だがどちらも佇まいが美しく、まず彼女たちの衣裳で見惚れてしまう。

この辺はオシャレなポール・フェイグ監督らしさ。てかアナ・ケンドリックの方がブレイク・ライヴリーより年上なのね。あの年でネコちゃんソックスはちょっとイタい…笑。しかし終盤にかけて彼女の変わっていく服装に注目すると面白い。

フェイグ監督の映画はどれも好き。特に『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』は本当に大好きで当時アホみたいに爆笑してました。そういやフェイグ監督作常連のメリッサ・マッカーシーに注目したのもブライズメイズからだな。

本作ははっきり言ってフェイグ監督作で一番ではないです。というより原作の問題かもしれませんが、後半の真相が明かされる部分で「えっ何その展開…」と少し微妙なテンションになった。あと映画の前にこの作品のウィキペディアは見ない方がいいです。キャストで思い切りネタバレしてた。

序盤の不穏な空気や、中盤にステファニーが謎を解いて回る場面は面白かったのだが、後半は皆で棒立ちになって真相を語るだけなので絵的な変化にも乏しい。ラストのエピローグ演出は面白い。「あれ?これ実話だっけ?」と錯覚してしまった笑。

少し不満を書きましたが全編通した衣裳やキャストの素晴らしさは見る価値大だし、中盤まではとても面白かったです。ケンドリックとライヴリーはもちろん、ショーン役のヘンリー・ゴールディングも何かエロい雰囲気があるんだよね。この3人の演技を見るだけでもオススメの作品です。