俳優でもある田中要次監督作品含む3作のオムニバス映画
ローカルアイドル×ドラマ×ドキュメンタリーをテーマに、長野、福岡、静岡のご当地アイドルが登場。
タイトルのDDはアイドル用語のDD(誰でも大好き)を意識しているのだろうか。
ドラマ×ドキュメンタリー名のとおり、フィクションとノンフィクションが混ざっているんだけど、3作ともその切り口は様々。
以下、アイドルオタとしての成分含めてのレビュー。
長野編のアイドルは「オトメ☆コーポレーション」。
地元なので名前や解散していた事も知っていたけど、曲は分からなかったが最後の曲はいい良かった。
車の中でのリーダーへのインタビュー(ドキュメンタリー)から始まるが、残る3人と合流した時にはドラマへ自然な流れで移っていった。
ドラマ部分の編集中に解散が決まった事で、ラストライブの映像を取り入れた事でドキュメンタリーの要素が高くなったけど、ファンの方にしてみれば良い映像を残してもらえたのでは。
パンフによると、田中要次監督自身による手作業がかなり多かった様。
福岡編のアイドルは「FantaRhyme」(ファンタライム)。
初めて知ったんだけど、ダンスがキレキレでカッコいい。
2人組なんだけど、ピンク色の子と、ロリータ要素のある子の組み合わせというのも良い。
しっかりとライブ映像観てみたい。
これもドラマとドキュメンタリーが自然に溶け込んでいて、しかも本人達も知らないサプライズも含まれていて面白かった。
静岡編のアイドルは「3776」(みななろ)。
静岡に縁がある人にはピンくる数字(富士山の標高)から来てるソロアイドル。
これはドラマ部分がぶっ飛んでいて、何を見せられているんだろうと思いつつもなんか引き込まれる。
けど、3さんの中で一番「アイドル」らしいと思う。
アイドルと映画好きなら楽しめる作品だと思う。
2017年98本目