ドラムラインの作品情報・感想・評価

「ドラムライン」に投稿された感想・評価

K

Kの感想・評価

4.6
一体感、爽快感、リズム感、
こんなに圧倒された作品は初めてだ。

見終わっても体の中でスネアドラムの音が鳴ってる。

演奏のの勢いに体が飲み込まれていくよう。
カッチョ良い。
最後が綺麗な色だった。
Chunk

Chunkの感想・評価

3.0
楽譜読めないけど叩けちゃう感じが最高にカッコいい。
Koji

Kojiの感想・評価

4.0
こういう映画は何度も見たい。
爽やか部活ムービー。

何気にヒロインがゾーイサルダナ。
やっぱりこの人は踊る人。
Tax

Taxの感想・評価

4.6
ドラムってこんなに熱いんだ
【部活ってやっぱいいよね(アメリカでも部活って言うのけ?)】

最近、よくスポーツニュースや実況中継で「ゾーンに入りましたね」という言葉を耳にするようになった。
これって、実は『ニュアンス』的な要素も含んでいるので、的確に「こういう状態です」と言葉で説明するのは難しいのですが、多分部活やクラブでスポーツをやったことがある方ならその「感覚」はわかるかもしれない。
「ゾーン」というのは単に場所とかポジションを表しているのではなく、かと言って「得意なスタイル」というような安易な状態でもない。
一般的には『極限の集中状態』とも評される「ZONE」は、体験した人にしかわからない独特の瞬間でもある。

ある人は「一瞬ボールが止まって見えた」という。
ある人は「シュートからゴールまでのイメージが一本の光の筋で見えた」という。
ある人は「ドリブルを始めた瞬間に道が勝手に開いていった」という。
どれも個人個人の「感覚」でしかないのかもしれない。だけど、確かにその瞬間に、通常感じることのない感覚を感じているのだ。

勿論、全ては日頃の鍛錬の賜物だと思う。ビギナーズラック的なポテンヒットを指して「ゾーン」とは表現しない。
ある一定の高見を知っているものだけが刹那的な瞬間に入ることが出来る「無双タイム」とでも言うべきか、まるで「自信」が「自身」を追い越していくかのような、成功のイメージしかない=失敗という恐怖心のない世界に入るのだ。

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この作品は簡単に言ってしまえば「青春サクセスストーリー」です。
友情あり、恋愛あり、衝突あり、事件あり、そして熱中できるものがあり・・・。
展開ももしかしたら「定形通り」なのかもしれない、だけど、何故か胸が熱くなる。

主人公デヴォンは天才的なドラムの才能がありながらも「楽譜が読めない」という、音楽家としては致命的とも思えるウィークポイントがありました。
それまでは持ち前の「感性」でうまくやってきましたが、彼自身それが負い目でもあったため、そこを指摘されないようになんとか自分なりにカバーして過ごしてきました。しかし、組織的な演奏が求められるマーチングバンドでの演奏を続ける上で楽譜が読めないという事は「共通の言語が理解できない」に等しいくらい厳しい現実でもあったのです。
やがて、リーダーにも痛いところを突かれ衝突、恋人とも上手くいかず破局、友達との関係もチョットずつギクシャク・・・と絵に描いたような悪循環。
でも、「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ!」と言ったかどうかわかりませんが、何やかんやあって彼は戻ってきます。ドラムチームのリーダーとも殴りあい寸前の喧嘩の仲でお互いの思いをぶつけ合い、理解が芽生えます。

さぁ、もう迷うことはない。突き進めデヴォン!

そして迎えるBETクラシック。全米No1のマーチングバンドを決める大会。
まぁまぁ大抵こういう時ってライバル校みたいのがいないと盛り上がらないよねってとこで、ちゃんと用意されています。「モーリス・ブラウン大学」って実際にあるらしいのですが、まぁ主人公にとっての個人的な遺恨というよりは先生同士の遺恨に近いものはありますが、いい感じで「やな感じ」なんです(笑)。

で、BETクラシックでも両校の違いは顕著に現れます。人気ラッパーのピティ・パブロまで担ぎ出して「目新しさ」「斬新さ」「派手さ」を前面に押し出すスタイル。まぁ憎たらしいほど派手。でもこれって「マーチングバンドらしくない」と独り言を呟いてみる。

そしてですよ!
ドクター・リー率いるAT&T大学は「温故知新」とでも言うべく「伝統」と「革新」を見事に調和させた最高の演奏を披露します。う~カッコいい!!
個人的には演奏に入る前のマイクパフォーマンス(?)が盛り上がりましたね。

「コピーは聞き飽きたぜ。ラジオはオフにしてくれ!ここからは本物のオリジナルを聞かせてやる!」

そこからの!一糸乱れぬ大迫力の演奏。
もうここまでで感涙ぼろぼろ状態(笑)

しかし、クライマックスはここからです。
なんとAT&Tとモーリス・ブラウン大は同点決勝を行なうことになるんですね。そして両校のドラムラインで決着をつけようと。

・・・ここからは野暮なことはいいません。メチャクチャカッコいいです。台詞なんかありませんし必要もありません。グラウンド中央に並び立つ両校のドラムラインにだけあたるピンスポットライト。そして飛び散る汗、ぶつかり合う魂。
ラストバトルは本当に鳥肌が立つくらいカッコよかった。それはまさにあの場に立ったものだけが感じた「ゾーン」のように神聖不可侵な瞬間。見ている側はあっけにとられて傍観するしかないという状況。久しぶりにいい意味で「ポカ~ン」となりました。口半開きです。

なんであまり話題にならなかったんだろう・・・。ありがちなサクセスストーリーだったからかな?
若い頃のゾーイ・サルダナも出てるし(今でも十分若いけど)いいと思うんだけどな~。

個人的には映画館で観て良かった部類の作品でした。
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