ガブXスカイウォーカー

ニア・ダーク/月夜の出来事のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

4.5
《あらすじ》
田舎町のカウボーイ、ケイレブ(エイドリアン・パスダー)は、ある月夜の晩、ヴァンパイアの美少女メイ(ジェニー・ライト)に首筋を噛まれたことでヴァンパイアと化す。やむをえずケイレブはヴァンパイアのジェシー(ランス・ヘンリクセン)の一味に加わり、旅に出るが、行く先々で自由気ままに人を殺し血を吸っていく彼らに従えず・・・・。


傑作ヴァンパイアムービー。人間の青年と美少女吸血鬼の恋愛を中心に、幻想的な映像美とダイナミックな暴力描写で決して飽きさせない。
ウェスタンとロードムービーの要素を融合し、ヴァンパイアたちがみんなクレイジーなのはいかにもエリック・レッド(『ヒッチャー』、『ラスト・アウトロー』など)らしい脚本だ。
商業用映画2作目(単独監督1作目)であるキャスリン・ビグローは低予算(500万ドル、期間47日)ながらもすでに才能を遺憾なく発揮している。ヒロインよりも男優陣を魅力的にとらえているのは彼女の特徴だ。
今作は個人的にキャスリン・ビグロー作品の中で一番好きな映画だ(2位は『ブルースチール』)。