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ドクター・ドリトルのRyuのレビュー・感想・評価

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)
3.6
ヴィクトリア王朝時代。動物と会話できる能力を持つ医者のジョン・ドリトルは冒険家である最愛の人 リリーを亡くし、失意のあまり世捨て人となっていた。ある日、猟師に育てられるものの狩猟を嫌う少年 トミー・スタビンズはリスを誤って撃ってしまい、治療してもらおうとドリトルの元にやって来る。それと同時に女王の使いがドリトルを訪ねてきて、病に伏している女王の治療を求める。女王の病の原因がベラドンナの毒だとわかったドリトルは、唯一の治療役である“エデンの樹の果実”を求めて、仲間の動物たちとスタビンズと共に大海原へ旅立つ。

エディ・マーフィの「ドクター・ドリトル」は観たことありまして、ドリトルと言えばエディ・マーフィのイメージだったんですが、ストーリー的にはコッチの方が原作再現になるんですね。子供向けのアドベンチャーものだったのも初めて知りました。
まぁ子供向けなだけあって、ストーリーの中身は全然ないですが、高いCG技術からなる映像力はなかなかのもんです。動物たちの躍動感や表情が見事に表現されており、キャラクターとしての魅力も上げてくれています。アドベンチャーものなので、もちろんロケーションの映像も見事です。
色んな種類、色んな性格の動物たちが協力して、悪者をやっつける姿が可愛くて微笑ましいです。
動物の声の担当陣。エマ・トンプソン、トム・ホランド、セレーナ・ゴメス、レイフ・ファインズ、ラミ・マレック、オクタヴィア・スペンサー、ジョン・シナ、マリオン・コティヤール。オスカー俳優もちょくちょくいて意外に豪華ですね。
今作は第41回ラジー賞において、多数の部門でノミネートされ、結果的に最低前日譚・リメイク・盗作・続編賞を受賞したそうです。子供向け作品でも容赦ないな(笑)。
映像は非常にキレイで、動物たちはめちゃくちゃ可愛らしいんですが、如何せん中身のなさすぎて、めっちゃおもしろかった とまではいかなかったです。ゴリゴリの子供向け作品なので、子供の頃に観てたら好きになってたかもしれませんね。
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