遂に映画館も解禁という事で、これまで公開延期になっていた作品が続々と公開されて行きますね。喜ばしい事です。私の解禁一作目は本作「ドクタードリトル」です。原作はヒュージョンロフティンティングの「ドリトル先生」シリーズ。過去は67年にリチャードフライシャーが監督したレックスハリソン版はドリトル先生シリーズの美味しいところを織り交ぜたミュージカル映画で、これもハリウッドのクラッシックとして良い作品に仕上がっています。しかもこのドリトル先生は動物と言語で会話する訳ではなく、動物の仕草から読み取っているんです。
また過去は98年は記憶に新しい人も多いでしょう。ベティートーマス監督のエディーマーフィー版です。もうこれはドタバタに次ぐドタバタ！このころから動物が人語を喋るようなりエディーとの言葉での丁々発止がとても面白く、家族の問題も物語に絡ませているものだから泣けちゃいます。私の今のところのドリトル映画はエディに軍配が挙がっています。
さて今作のドリトル先生は何と言っても待ちに待ったロバートダウニーJRです。無精髭とボサボサの髪でボロを着てもこんなカッコいい人はいない！設定はエディ版ドリトル、世界観はレックス版ドリトルですね。個人的にかっこよかったのは紹介した過去の2作品の原題は
「Doctor DOLITTLE」なんですが、本作に限っては「DOLITTLE」となっています。もはやドリトル先生は医者と呼ぶにはもったいない賢者という事なのでしょうか。ドリトルを奔放さを1番具体化できたのがロバートダウニーだったのかな？
お話は単純で良くも悪くも子ども向けです。このレベルでは長年映画を観てきた大人は肩透かしを喰らうと思いますが、声優陣が馬鹿みたいに豪華です！ちょっと知識を入れるだけでラミマレックが！トムホランドが！レイフファインズが！その他凄すぎるcastが！と興奮しますね。私はエンドロールで知ったので後からの衝撃でした。残念…
残酷描写もなく家族で観るにはピッタリの作品ですので是非ぜひ劇場へ向かいましょう。
あと私は字幕で観ましたがロバートダウニー役の藤原啓治さん。安らかにお眠り下さい。今までありがとうございました！
