ナベ

サポート・ザ・ガールズのナベのレビュー・感想・評価

サポート・ザ・ガールズ(2018年製作の映画)
3.0
内容が凄くアメリカだな〜というのがひとつ。あまり全人類共感系ではないかもしれない。
題名からフェミニズム強めかと思ったけれど、もっと親近感のある、プリミティブなプロテストという感じだった。

露出多めの制服を女性たちが着たファミレス風のスポーツバーを舞台にアメリカの人々の日常を切り取っているんだけど、描かれている状況が本当にそれがアメリカの日常であると思うし、そこに存在する違和感を当たり前に、ありのままに映し出しているところが良かった。(まあアメリカと言えど南部限定なんだろうか、私は南部にしか住んだことないからわからん。)
女性蔑視、人種差別、労働問題など詰め込んだ作品というよりかは、アメリカのお話、という受け取り方をしてしまわずにはいられない。

劇中歌がなく、音楽はお店や車のラジカセから流れる曲しかないのが印象的。ストーリーはフィクションなんだけれど、それをフィクションと言わせない空気感がそこにはあった。

アメリカ人あるあるだと思うけど、お互いに正直で、おせっかいなほど気にかけ合うところはやっぱり素敵。女性同士の絆だけに問わず、どの絆においても大切ではないのか。

メイシーが超キュートで好き。何もないタイミングでクラッカー鳴らすの可愛すぎたな。
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