めんま

ウォーキング・ウィズ・エネミー / ナチスになりすました男のめんまのレビュー・感想・評価

4.1
第2次世界大戦末期、ハンガリーに住むユダヤ人をホロコーストから数千人を救った、ピンチャスローゼンバウムの実話を基にした映画。

ステキな作品の一つだと思います。
映画の展開としても泣きそうになりました。

史実を背景に展開されますが、こういったハンガリーのものは把握しておらず、適当な言葉が出てこないほどホロコーストの残虐さを改めて感じました。

また彼は、実際と映画との差異はあれど、自分自身及びユダヤ人の即死と隣合わせのハイリスクの中遂行していたのだと容易に想像できます。これは映画が的確にかつわかりやすく描いてくれたからでしょう。

ベンキングスレーとバーンゴーマンくらいしか知りませんでしたが、こんなにレビューが少ないということはほとんど知られていないのか、世間が興味ないのでしょうか。もっと多くの方に見ていただきたいですね。

とても楽しめたのですが唯一残念な点としては、バーンゴーマンがあまりにも流暢な英語(米語寄り?)話すのでリアリティに欠けました。SSの長官を演じるならドイツ語もしくは訛ってて欲しかったです。外交時は英語で理解できますが…。ちなみに彼の表情で語る演技や独特の喋りは大好きです。この映画の役柄と照らし合わせた時に、という意味で残念です。

他の出演者たちは、皆話す英語が訛りがあったりドイツ語を話すのでリアリティがありました。
めんま

めんま