2018年83本目の劇場鑑賞。
音を一切出さないように細心の注意を払い、
何かに怯えながら生活する一家の戦慄のサバイバルの行方を、
緊迫感溢れる筆致でスリリングに描き出す。
隕石とともに地球に何かがやって来て、
その何かが音に反応し人間を襲うという。
話はその何かがやって来てから89日目から描かれるので、
何かによる世界が崩壊するディザスター描写がない。
荒廃した世界で何かから逃げながら、
どこかの建物に立てこもったりしながら、
さまよう姿が描かれると思ってました。
ところが、
美しい自然に囲まれた農家の家で
電気も水も使える状態で暮らしている。
ただし決して音を立ててはいけないという規則があるので、
緊張感は保たれている。
突っ込みたくなるところもある。
滝のそばなら叫んでも大丈夫だったり、
マットレスでふたをしたくらいで、
普通に会話出来るようになったりなど。
でも一番突っ込みたくなるは、
この状況で妊娠してることで、
音を立てずに子供を作る行為をどうやったのか気になる。
クリーチャーは視覚がないのに物にぶつからずに移動できるのは何故?
静寂の世界で観てる側まで音を立ててはいけないのではと思う。
緊張感が続くのが90分間というちょうどいい時間でした。