グラビティボルト

クワイエット・プレイスのグラビティボルトのレビュー・感想・評価

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
3.2
一番はっとしたのはショットガンを持って疾走する父親をなめて遠方の花火を撮したショット。
それまで己に抑制を強いてきた男が武器を持って駆け出す感情の昂りと花火が上がるという場面転換のテンションが一致している。
エミリー・ブラントのラストカットも状況の逆転と感情が一致していた。
それ以外にもサイレントな見せ場や真っ当な怪物の見せ方など好感を抱いたがサントラの掛け方に節操がなかったり、ピンチの乗り切り方があっさりしていたりと練り込み不足も感じた。
キャラの設定もそのまんまで裏がない辺りも物足りない。