ワンシチュエーションのアイディアどまりじゃなく、あくまでそこで何を描きたいかって先立つものがあるので、辻褄どうこうに負けない強度があった。欲張ってもう少し見せ場足すと逆にダレそうなところをコンパクトにまとめていて、マイケル・ベイは製作にまわると急に引き算が出来る不思議。
言葉が少ない分、何を見せてるのかが研ぎ澄まされてるし、制約なしに多用されるとまたかよってなりがちな音による恐怖演出のハードルを、設定ひとつで自発的に下げてるあたりもうまい。
(別に良いとか悪いとかじゃなく)至極アメリカ的な話だなとは思ったけど、パリピとかノイジーマイノリティ(音立ててると認識してくれるはず)が優先的に殲滅されてくなら悪くない世界。