鹿江光

クワイエット・プレイスの鹿江光のレビュー・感想・評価

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)
3.0
≪60点≫:設定が面白いなと思い、けっこう期待して観たんだが…なんだろうこの消化不良な感じ。
正しいことを主張した者たちが抑圧される現代で、マイノリティはどうあるべきか、みたいな寓話なのかなあ。個人的にはとことんスリラーで攻めて、絶望混じりの余韻を残してほしいんだが、なんだあの終わり方…残念すぎる。父親の扱い方が気に食わない。結局、性差の優位を逆転させただけの、一部の偏った人間が喜ぶような、別にメッセージ性が強いのは良いことだけど、なんかもっとスリラーの道筋を貫いてほしかったなあ。
ジェンダーを語るにしても、なんか他にモチーフあったろうに。ホラーとかスリラーを舞台装置にするのはどうかと…まあ考えすぎか。緊張感は素晴らしかった。
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