音を立てたら殺されると言う斬新な設定のホラー作品。
低予算ながらもアメリカで大ヒットした本作は、エミリー・ブラントが夫婦で主演を演じたのも注目ポイント。
アメリカ国内の人口は極端に少なくなっていて、絶滅に近い様子。
そんな中、スーパーの物を調達する夫婦と娘、息子2人の5人家族は音を立てずに慎重に行動する。
無事調達して橋を渡ろうとするが、一番下の息子は、母親にダメと言われたにも関わらず、娘に渡された電池が入ったおもちゃの音を鳴らしてしまう。
必死に息子の元に向かって走る父親だが、謎の怪物クリーチャーに息子は殺されてしまう。
それから数年後、山奥で暮らす家族4人だが、母親は妊娠をしていた…
B級映画ながらも、かなり期待度の高かった本作。
前半の見せ方は大変面白かった。
音を立てれないという分かりやすいテーマは、裏を返すと映画にとって、音が大事というメッセージとも感じた。
普段なら見過ごす本当に小さな生活音が、スパイスになっているのは、貴重な体験が出来たなと感心。
ただ、後半になればなる程、飽きと共にコメディとか受け止められない展開が続き、少し残念だった。
とは言うものの、大好きなエミリー・ブラントの迫真の芝居は観れたし、90分程の短い作品なので、面白い体験が出来たなと思う。