題材だけでもう面白いから期待してたけど…想像してたものと違った。ジャケットの5人があらゆる手を尽くして(例えば車で突っ込んだり家に隠れても窓ガラスを割って侵入したり)鬼になったり逃げ回ったりをするのは序盤だけ。実態は、毎年5月限定で鬼ごっこを行うというルールの中で、29年間で一度も鬼になったことがないジェリー(ジェレミー・レナー)を4人で結託して捕まえようとするというあらすじ。けどアクロバティックに躱されるの繰り返しで、おまけにやれ最近何してるだの結婚式は大切だから遊びを持ち込まないでだの、グダグダ会話をするシーンが多い。
実話に構想を得たとはいってもせっかく有名な俳優も起用してるんだし派手に脚色して良かったのでは。ギャグはまぁ鼻で笑える程度。
でもエンドロールには制作のもとになった手持ちのカメラで撮った実際の鬼ごっこ(というかほとんど不意打ちで逃げれない)の様子が収められてて、おっさんになっても子どもみたいにはしゃげる姿とちゃっかりウォール・ストリート・ジャーナルに掲載されててほっこりしたのでちょっとスコア上がってこの評価。
「老いて遊びをやめるに非ず。やめるから老いる」
