老いて遊びをやめるに非ず、やめるから老いる
30年間、毎年5月に少年時代の友達グループが集まり、鬼ごっこをやっていた実話を映画化
これが実話だということに驚く。まさか30年間もやり続けているなんて。でも、こんな友情羨ましい。自分もこんなに長く付き合えたらいいな。
力を合わせて無敵のジェリーに鬼ごっこを仕掛けていく様は、コンゲームみたいでもあり、とにかく面白い。最後まで追いかける疾走感と、ジェリーのジョンウーばりのスローモーアクションが最高。ジェレミー・レナーが無駄にかっこよすぎる。さすがホークアイ。
大人になっても童心は忘れちゃダメだと思わされる。「サニー 永遠の仲間たち」でも描かれていたが、時には子どもになるときも必要。社会構造上、「大人」という者になって分別のついた人間にならざるを得なくなる。それが世の中の理。だからといって、忘れることはしなくてもいい。馬鹿騒ぎした時に、「もう大人なんだから」って思ってしまったら、そこで終わり。大人という身分に雁字搦めになってはいけない。大人である前に、少年時代を通過した人間であることを忘れてはいけない。
