シネフィル母ちゃん

ALONE アローンのシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

ALONE アローン(2016年製作の映画)
2.5
まず一句。
「後半の コレジャナイ感 半端ない」


数ある映画作品の中からわざわざこれを観に行く理由ってのは、極限状態に陥った人間のリアルや緊張感やサバイバル感を求めてるわけでして。
なのに、後半からはドラマ性が凄くて「悪い意味でのアメリカ映画感出まくりだわー。」って白目むいてしまった。
「ちがう!ちがう!ちがう!そんなメッセージ性いらんから!」って、スクリーンに向かって訴えかけ、すぐに興醒め。
ドラマ性たっぷりの作品求めてる人にはオススメかもだけれど、自分はダニエル・ラドクリフが出演してた「ジャングル ギンズバーグ 19日間の軌跡」のような極限のサバイバルを期待してたから、後半からこの作品から気持ちが離れてしまって「こっちが地雷踏んでしまった気分だよ!」って1人ツッコミ。

しかも、砂漠で出会った民族のおじさんがセリフの中でネタバレしすぎ。
伏線回収とかじゃなく、おっさんタネ明かしをしすぎで結末わかりすぎて辛すぎた。
なのでドキドキ感なんてものはナイ。

なのでこれはもう割り切って「砂漠版 マッチ売りの少女」として観てた。

#少しネタバレかもしれない
#少しネタバレかもしれない



アーミー・ハマーが野犬との死闘により何匹か倒して、その死骸が横たわってたのに次のシーンでは野犬の血だらけの死骸が跡形もなく消えていて笑った。
鑑賞後に彼氏に「なんで野犬が消えたんだよ!作りが雑かよ!」って愚痴ったところ、「きっと次のシーンから感動的なシーンが始まるから、野犬も最後の力を振り絞って空気読んで消えたんだよ。」って教えてもらったから「野犬…良い奴じゃん、、」って感動した。