結局 人類は“戦争”や“憎しみ合い”という愚かな道の上で 立ち尽くしているだけなのか…
言葉にすると浅い感想になってしまうけど…
コレは深いっ！
戦争が題材であっても ドンパチもほぼ無ければ 敵も味方も出番はほんのちょっと
あとは ひたすら地雷を踏んだ兵士の１人舞台
苦悩に自問自答 そして１人の村人との会話
その突き詰めた哲学に 戦争の根底にある本質的な矛盾が 見事に描かれていたなぁ
過酷な状況の中で 現実と幻想の境目をぼやけさせる事で 真実の虚しさが如実になってゆく演出が素晴らしい
時に人は 自分自身や過去から逃げる為に 強さを求め 誰かと戦っているのかもしれない
過去に縛られ 恋人と離れ 日常を捨て去り 遠い異国の地で 銃を手にした彼は いったい何の上に立っていたのか…
The answer is buried in the sand.
