このレビューはネタバレを含みます
アーミーハマー主演。
幼少期のトラウマと、決して似たくないが愛されたかった父親への想い、愛してくれた母親と、彼女への想い。自分の気性の荒らさを嫌い、自分を愛せない、信用出来ない。1人の人間のバックボーンが長く幻覚として現れ、今と過去が入り混じる構成。
序盤で、任務の相棒であり親友を目の前で失うが、最後まで精神的に支えてもらう幻、現実に引き戻してくれる存在として現れる。
「自由な人」に助けられ、ハッピーエンドで終わると思わせて、また幻想、妄想というオチで砂漠にいるままエンディングかと悪い想像しか出来なかったが、普通にハッピーエンドで終わってくれた。
１歩踏み出す勇気を持て、とメッセージを送られ続けた2時間だったが、最後まで観たらようやくいろんな意味で布線回収できた感。
寝オチもせず観れたし嫌いではないけど、少し話が単調だった。動けない状態であれ以上不幸が重なると死んでしまうから仕方ないんだけど、もう少しメンタル以外の展開があったらもっと引き込まれたと思う。
