moon

ある女流作家の罪と罰のmoonのレビュー・感想・評価

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)
3.5
酒に溺れて仕事を失った孤独な作家・リーが、ひょんなことから手に入れた著名人の手紙が高値で売れる。それをきっかけに手紙の捏造を始めるも、彼女の行動は徐々にエスカレートしていく…

基本的に頑固で酒浸りの太ったおばさんと小汚いゲイのおじいちゃんしか出てこない。展開も単調で映像もやたら暗いトーンなので、前半は「なんて地味な映画なんだろう……」と思った。でもだんだんとどうしようもない二人が憎めない存在になってきて、彼女たちがやっていることは犯罪だと分かっていても気づけば密かに応援していた。孤独で貧しい生活の中で、手紙の文章を書く行為は彼女にとって初めての光で、やりがいのある仕事だったから…

主演のメリッサマッカーシーがアカデミーノミネートしたにも関わらず日本ではDVDスルー&配信のみなのが残念。

この映画で描かれている嘘みたいな詐欺事件は全部本当の話
-Can you ever forgive me?
moon

moon