シグのすけ

ある女流作家の罪と罰のシグのすけのレビュー・感想・評価

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)
3.6
あのメリッサが、地味な嫌な女性を演じてるだよーというフィルターをかけて観る前提が存在してると思う。実際それが興味深いのだけれど。作品も地味だけどなかなかだった。

贋作の手紙を売りに行く、店主が虫眼鏡かなんかで手紙を読む。「ふーん。これはなかなか。ほうほう。」その間、メリッサははらはらしながらも平静を装ってるけど落ち着かない。「ばれたらどうしよう。でも大丈夫。前回も大丈夫だったし今回はもっと上手く書けてるわ。」そんな顔をしている(ように思う)まるで夏休みの宿題をやってない言い訳に、家族を病気にしたり不治の病におかされたけど奇跡的に治ったと嘘をつく小学2年生だ。

優しかった古本屋の女性店主、彼女はメリッサを信じてお金を渡す。勇気を出して自分の小説を読んでくれと渡す。ついに読まれない彼女の書いた小説。どんな話だったんだろう。
シグのすけ

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