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ある女流作家の罪と罰のchiyoのレビュー・感想・評価

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)
3.5
2020/5/2
言葉使いが悪く、アルコール依存症の嫌いがあるリー・イスラエル。作家として書きたいものは評価されない、でも、プライドが高く他人の意見を聞き入れることも出来ない、なかなか厄介な人である。が、私文書偽造に手を染めてからのリーは、ジャックやアンとの交流を深め、何だかとても楽しそう。勿論、私文書偽造は許されないことで、元々の犯罪へのハードルの低さも問題。ただ、偽造した文書たちは罪が発覚するまで、彼女の作品のような存在だったのだろう。彼女が後に「人生で最良のとき」と語る理由が、少なからず分かる気がする。序盤は太々しい印象しかなかったけれど、表情が柔らかくなったリーは意外に愛嬌がある。メリッサ・マッカーシー、お見事!
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