なつこ

ある女流作家の罪と罰のなつこのレビュー・感想・評価

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)
3.6
冒頭から主人公が嫌すぎる〜。
この人の不運は全部自分が引き寄せてるよね、不潔で自分勝手で偉そうで感じ悪い。悪いコミュニケーションの見本みたいな人。
飲む金あるなら猫の治療費払え💢

そして始めた事が手紙の偽造って(笑)
調子に乗って面白くしようとするからマニアにバレるんですよ。
ファンを舐めてもらっちゃ困る。
好きな人の文章は気持ち悪いくらい研究してますから!←

でも、本人になりきって書いてると楽しくなってくるっていうのは、私も昔は文章書いて暮らしたい人だったので、わかる気がしました。

いい感じに書けた時は気持ちも高揚するだろうし、やってるうちに段々エスカレートしちゃうのは分かるんだけど、罪悪感ないどころか、犯罪をあそこまで正当化出来るのは、あの性格のせいもあるんだろうな〜。

でも、親しくなった本屋の女性に対してだけは罪悪感を感じていて「それ!あなたに大事なのはその感情だよ!」と思いながらハラハラしました。

相棒(?)のジャックはドラッグとアルコールに浸かってる最低なオヤジだけど、リーよりは良い奴だと思う。多分、いや絶対(笑)
ドラッグやってても、猫ちゃんのご飯は忘れなかったし。

しかし、転んでもただでは起きないリー。
最初は「強いな!」と思ったけど、あれは友達も迷惑かける仲間もいない、孤独な彼女だから出来るんだよね。
承諾をとる必要があったのはジャックだけ。
私は寂しがり屋なので、あんな人生は寂しいな…と思ってしまうから、きっと自伝は書けない(笑)
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