コーディー

四月の永い夢のコーディーのレビュー・感想・評価

四月の永い夢(2017年製作の映画)
4.2
家にテレビないです系女子のゆったり感好きなんですよね〜wけど自分はテレビ大好き人間ですけどね!

大切な人を思い浮かべた時に出てくる言葉の美しさ。失くして3年経とうが濁りのない想いはそのまま言葉に写る。そしてそんな言葉は聞いているだけで心の動きが伝わるし想いと共に生きてきた初海の発する言葉の端々から滲み出てた。見えない真意が隙間から覗く詩のように穏やかな映画

‪気を衒った映画ではないけど、やや出来過ぎな部分もある。でもね〜それが邪魔にならない初海の暗いとか引き摺るとも違う慎ましさ。柔らかく生きる彼女の解放への一歩を優しく後押しするそんな出会いや出来事による変化がとても控え目でさりげない。そして何より朝倉あきの澄んだ演技の魅力が物凄い!‬

‪とにかく初海の魅力に尽きるし大好きになってしまった。さらに志熊や楓ちゃんと彼女に変化をもたらす人たちの人柄の良さも嫌味が無くナチュラルに温かい。蕎麦屋に銭湯、手ぬぐい染めなど和なテイストやラジオの想像を掻き立て絵を浮かべたくなる趣きなども心地良い統一感が好き!

国立市って行ったことないけどなんか住みやすそうな町やな〜って勝手な想像まで膨らむ空気全部好きな映画でした!