ロシア バレンツ海でロシア潜水艦を追尾していたアメリカ潜水艦“タンパ・ベイ”が爆発が探知された直後に消息を絶った。米軍は潜水艦“USS アーカンソー”を現場に派遣。一方、ロシアのザカリン大統領は潜水艦が消息を絶つ以前にモスクワからポリャールヌイ海軍基地に向けて出発しており、その動向を探るべく、アメリカ政府は4名のネイビーシールズをポリャールヌイへ派遣。
潜水艦映画にハズレなし説。またまた立証に近くなりました。
潜水艦映画ということで、やはりその緊迫感はものすごいです。攻撃をするか否かの決断だったり、攻撃を受けそうになったり、潜水艦内外での駆け引きだったり、お約束のハラハラドキドキはしっかりと網羅されております。さらに今作は、ネイビーシールズの地上チームの任務も同時進行しており、こちらも中々見応えありました。
潜水艦映画ならではのヒリヒリとした雰囲気はあったのですが、今作は他の潜水艦映画よりも、ストーリーが中々破天荒なテイストでエンタメ的なおもしろさが強かったように思えます。リアリティで言えばちょっと落ちるかもしれませんが、その分アドレナリンが出るような90年代のアクション映画のようなおもしろさもあったと思いました。本来なら敵となる米露が共闘するって展開も、なんか少年漫画みたいでアツかったです。
こういうエンタメ色の強い作品だからこそ、ジェラルド・バトラーが似合いますね。今作の艦長役も、本人が戦ったりする訳ではないんですが、めちゃくちゃカッコよかったです。
潜水艦の内部や潜航る時に皆が斜めになったりするシーンなど、潜水艦描写は中々リアルだったのではないかと思いました。やはり比較的新しめの作品なだけあって、映像面も強いですね。
潜水艦映画らしいハラハラドキドキ感と、アクション映画のアドレナリン全開なアツさ、両方を兼ね備えており、非常に見応えのある作品だったと思います。