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さようなら、コダクロームののふのふのレビュー・感想・評価

さようなら、コダクローム(2017年製作の映画)
4.0
〝写真で時間を止め、瞬間を永遠にする。人の本質を表現するんだ〟

Netflixオリジナル作品。
音楽プロデューサーのマットは、担当していた人気バンドとの契約を失いクビ寸前に追い込まれてしまう。そんな矢先、彼のもとに父ベンの看護士だという女性ゾーイが訪ねて来る。有名カメラマンのベンは末期がんに冒されており、自身が保管していたあるフィルムを現像するため、製造終了したコダクロームの最後の現像所までベンに連れて行ってほしいというのだ。自分勝手で母に苦労ばかりかけていた父を憎むマットは、嫌々ながらもベンやゾーイと車で旅に出るが……。



いやぁぁ、
エドハリスさんがこれまた渋イィィ!!
特に後半の演技は圧巻でしたね!




〝ひとつの時代の終わりだな〟
親子の確執を描いた映画は沢山ありますが、コダクローム(コダック社のカラー写真フィルムでいいのかな?)という失われたアナログ文化がまたまた哀愁を誘う作品でした


誰もが気軽に写真を撮れる時代の今、現像しないと見れないフィルムの存在は観ていておもしろかったです!



時間は過ぎてしまうものだけど、その瞬間を切り取って心に残しておくことの大切さ。
過去に生きるのはよくないけれども、
その過去の瞬間が今の自分を形作ってるんだなぁと感慨深かった




以上、「さようなら、コダクローム」!
正直お話の流れは少し退屈に感じてしまったのですが、製作側の方の過去の文化への敬愛の念を感じる素敵な作品です。
おすすめです!
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