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ブレス しあわせの呼吸のレクのレビュー・感想・評価

ブレス しあわせの呼吸(2017年製作の映画)
4.0
ポリオを患い、首から下が麻痺し人工呼吸器無しには生きられない。
それでも家族の為に自分の人生を受け入れ楽しむこと。
病を人生の障害としない人としての尊厳が幸せを掴んだとも言える。
物事は捉え方ひとつで明るくもなるし、見る方向を変えればまた違った景色が見られるんだ。

ただのお涙頂戴映画ではない。
実話であると同時に観客を泣かそうという作りではなく、彼の生き方、考え方にリスペクトされた作品のように感じた。
ポリオという病、病室という監獄、献身的な妻や周りの協力。
シリアスな題材を辛さをコミカルに、苦しさをジョークに変える明るい描写と感情的に訴えかける演出が素晴らしい。
アンドリュー・ガーフィールドの演技(顔芸)も見所のひとつだろう。
ちょっと泣いた。
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