金曜の21:20から147分間の長尺映画のチケットを先に買っていたので、それまでの時間潰しに軽い作品を観ようかと89分のこの映画をチョイス。結果、大失敗。短時間だけどめっちゃハードだった（笑）
主演の桜井ユキさんを、お腹いっぱいになってさらに無理矢理口に詰め込まれるぐらい堪能できた。とあるシーンでの全裸の後ろ姿のお尻がとっても綺麗だったな。この一作の中でいったい何種類のスタイルを演じたんだろうか。やってて楽しかっただろうなー。この映画、古畑新之さんとか成田凌さんとか、出演してる映画の本数が少ない俳優さんが多かったけど、皆さんベテランのように存在感があった。
前半は特に長い台詞が結構安っぽい感じがして「こんなのマンガでやればいいのに」とか思っていた。けれど最後まで観てみると、映画として撮ったことを納得できた。ちょっとメタ映画的というか、劇中劇をたくさんやってどこがメインストーリーなのか曖昧にしつつ、撮りたい映像を撮るみたいな。でも全体としてはしっかり筋はあるし、最後の方はきっちり伏線も回収してる感じ。
普通のドラマではないけど、ちゃんとエンターテイメント作品として楽しめる。あと、かなりエロスも堪能できる。音楽もカッコいい。短い時間内で盛りだくさんのとてもお得な作品だと思う。ハードだけど。二宮健監督の他の作品も観たいなーと思うんだけど、連続じゃなくて、普通の映画を10本ぐらい観てちょっと飽きてきた時とかにちょうどいい感じかも。
