音楽と映像が今風の感覚で一体化?してる感じ。まあPVみたいな感じと言っとけばいいわけだけど。おしゃれなB級映画という印象もあり。おもしろかったです。
私たちの世代(ていうか私?)が10代の頃、石井聰亙監督に同時代を感じたように、今の世代の方はこの監督さんに同時代を感じるってわけなんでしょうか。
いつかどこかで観たイメージが多かったけれど、それは私がおっさんだからでしょうという理解。とりあえずは。
若い世代には再発見?再発掘?された古くて新しいイメージかもという可能性は消さないで残しておくつもり。
むしろ訳の分からん独自性を出された結果、必然であるかのように立ち現れる停滞感や閉塞感に疲れることを考えると、このいつかどこかで見たイメージを借りてくるやり方のほうがはるかに好印象っす。まだお若い監督らしいので、独自性出てくるのはこれからということで。楽しみに待ちたいです。
なぜタイトルが眠り姫なのかがはっきりしてくるあたりのゾクゾク感もよかったです。こなれた日本語が使われているのでリアルな感じがしました。日本の役者さんの滑舌が悪く感じるのは、こなれた日本語でセリフを書けない脚本家さんのせいもあるのかな?
いやまあ明らかに「役者さん」の滑舌が悪いときも多いけど(厳密には役者さんじゃないときも多いのでカッコつきで笑)。
そういやチャド・アーチボルト監督のシャドウズゲートの設定とよく似ていた。