フジコ・ヘミングの時間のさのレビュー・感想・評価

2021.3.18

金曜日の夜にしっぽりと。

単に1人の女性の生い立ちと日々の暮らし
を観ているだけなのにこの重厚感は何なのだろう。
ふじこヘミングのあの目を通して、
いろいろなモノを見てきて、
いろいろなコトを見てきて、
いろいろな経験をしてきて、
だからこそ奏でられる音なのかな。
なんだか聴いていて胸にずっしりと
足跡を刻まれるようなそんな音楽。
音楽、曲、として表現するよりも、
音、音符、として表現した方がしっくりくる。
そんな彼女のピアノだったなぁ。