『恋するピアニスト』を劇場鑑賞し、あまりに感動🥹
帰宅してこのドキュメンタリーを追って鑑賞。
こちらは80代、1人で歩けているし階段も登れていた。それだけで嬉しくなる。80代でこんなに生き生きされてたなんて✨
『フジコの人生は記憶の破片を集める旅のよう』
このドキュメンタリーはフジコが14歳時に書いたなんとも上手い絵日記が公開され、それに伴い想い出語りが多い。お人柄や生い立ちを知るのに秀逸でした。
絵も内容も可愛らしい、ずっとそのままの気持ちで生きているかのよう💕
イケメンの父ジョスタ•ゲオルギー•ヘミングは母より7歳年下のスウェーデン人。新進気鋭のデザイナーだった。母のピアノの留学先ベルリンで出会い結婚。
その後、日本に移り弟ウルフが生まれだが、少しして父は故郷で仕事を探すと戻ったまま2度と日本に帰らなかった。
その後、母がピアノ教師として2人の子供を育て上げた。
16歳で中耳炎が悪化し右耳の聴力を失う。
その後、東京藝術大学を卒業し28歳でドイツへ留学。
レナード•バーンスタイン他世界的音楽家から支持されるも、リサイタル直前に風邪を拗らせ聴こえる左耳も聴力を失うアクシデントが襲う。
その後は40%だが聴力は戻り、ピアノ教師をしながら欧州各国でコンサート活動をする。
1999年のリサイタルとNHKのドキュメンタリー(それは見てます)で大反響を呼ぶ。
80歳を超えても年間60本のコンサートを続けている。
なぜそこまで強くいられるのだろう?
フジコは「恋するって素敵、たとえ2〜3年でも」
常に心の中は妄想でも良いし萌えるものがある、それが原動力になるのかな?
家族として可愛がる猫や犬。動物愛護に関心も深く、長年チャリティコンサートを開いている。
パリの街角に立つ貧しい者たちにも必ずお金をあげる。スーパーで募金箱を見つければかき集めて小銭を入れるのが日々の慣習のようだった。お元気そうなフジコを見れる。
ドイツで両親が暮らしていたという古いアパートを訪ねたり、弟、大月ウルフと想い出を語ったり、まだまだ現役感が伝わって来て、真似しなくてはと元気がもらえた。
ラストは横浜にある郵船歴史博物館。そこで父のデザインした日本郵船のセンスの良いお洒落なポスターに出会える。長らく素性不明の作者だったが、娘が有名になったことで広告デザイナーとして再発見されて感動する。そのシーンでこちらも大感動しました🥹