もむ

フジコ・ヘミングの時間のもむのレビュー・感想・評価

フジコ・ヘミングの時間(2018年製作の映画)
4.2
どうしても 彼女のピアノの音が 好きだった。
温かくどっしりとしていて、なぜ彼女だけピアノの音が太く響くのだろうと不思議だった。

フランス人形のようなお部屋で、過ごす彼女。小さき命を愛する。

公演は 世界を駆け巡る。次はアフリカの大地だ。マネージヤー無しの多忙な身体。
孤独のようで、沢山の人たちに見守られている生活。

フジコの 残すものに、家がある。
サンフランシスコにも、ベルリンにも
京都にも、パリにも。美しく空間を保存する。


ベルリンで母親と出会った父親はスウェーデン人。新進気鋭のデザイナーだったらしい。

弟 大月 ウルフ
知らなかった!優しくて、さりげない。
美しき姉弟。しっかりと生きてきた人達だな!

お母さん、バカバカと言いながら無理にでもピアノを弾かせた。でも、また、天国で逢いたいのだそうだ!
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