やっびゃぁ。やっびゃぁこれ。
「やばい」と言いたかったんだけど、それだけだと本作の凄さが伝わらなさそうで、小手先の「やっびゃぁ」で申し訳ない。
映画として最高過ぎる。
私、特大の期待をもって映画を見ると、期待値ギャップで残念な心象で終わることが多々あるのだが(『エンドゲーム』とか。。)、本作、特大の期待を更に更に上回って来た。
そりゃ超絶特大ヒットするわな。
本作の凄いところとして、「良さを語ろうとしても、語彙力が無に帰す」みたいなところがあって。
私、言語化は得意なほうなんだけど、本作については
「航空機とかめっちゃかっこ良かった!!最高!!」
「なんか胸熱で、理屈抜きで涙が零れてきた!!」
とかの感想になります。Fin。
なんだけど、一応言語化に挑む。
脚本は、『トップガン』の伏線回収の要素もあり、かつ人間の成長に関する物語でもあり、そりゃあ胸熱としか言いようがない。
ただ、その王道ストーリーのまま突き進むのかと思いきや(それでも最高だったんだけど)、最後に一ひねり二ひねり加えてくるのは、その心意気や良し!!
また、やはり言及すべきはその圧倒的な映像の迫力。やっぱこう、フルCGとかでは到達できないものってあるのよな。
CGで構成するって、結局「概念」を具体化する作業なので、なんらか「人が知覚したものをCGに落とし込む」ていうプロセスになると思うんだけど、本作みたいに「戦闘機の中からガチで撮影」したりしちゃうと、人が知覚・言語化出来ないようなあらゆる要素が映像からビンッビンに発散されて、「映像の力だけで泣けてくる」みたいなことになるんだなぁ、と初めて実感したところです。
(CDとアナログレコードの違いに近いか。デジタルで割り切れない要素をそのまま記録・出力する、といった意味合いで)
あと、「技術的な進歩」の最良の使い方よ!!
前作「トップガン」は、撮影技術の限界から、「戦闘機シーンの5W1Hがめちゃくちゃ分かりにくい」のがクリティカルな欠点だったと思うんだけど、本作は技術の進歩と工夫から、その欠点を完全に克服。
克服どころか、他のどんなアクションシーンよりも(なんなら人対人のアクションシーンよりも)アクションの空間的・時間的な遷移が分かりやすいという。
技術のための技術、ではなく、クオリティ向上のための技術。すげえ。
もう言語化が限界そうなので終わりにしますが、
トムの生きざま映画としても観られるような作りになっていて、やっぱトム最高。という。
もうみんな観てると思うけども、ほんと国民全員に見て欲しいレベル。
ありがとう。