こぼちゃん

トップガン マーヴェリックのこぼちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
監督 ジョセフ・コシンスキー、脚本 アーレン・クルーガー、クリストファー・マッカリー、トップガン、36年ぶりの続編。

マーヴェリック(トム・クルーズ)は太平洋艦隊司令官アイスマン海軍大将の強い要望で、ノースアイランド海軍航空基地の「トップガン」における教官職を命じられ、三十数年ぶりに戻る。とあるならず者国家がNATO条約に違反するウラン濃縮プラントを建設し稼働させようとしていたため、それを破壊すべく特殊作戦が計画されており、マーヴェリックは、若き精鋭パイロット達に対し、特殊対地攻撃作戦の訓練を施す教官として抜擢されたのだった。

マーヴェリックは、電磁波妨害に左右されないレーザー誘導爆弾を運用できるF/A-18E/F スーパーホーネットを任務に使用する機体として定め、ルースター達若きパイロットに厳しい訓練を課すが、彼らは作戦を成功に導けるだけの練度に達せず、ルースターは過去の因縁からマーヴェリックに対して反抗的な態度を取るばかりだった。

冒頭の極超音速テスト機で、大気圏に近い処、宇宙と地球の映像の美しさとスピード感に目を奪われる。墜落、マジかと思うとふらふらしながら、郊外のカフェで挨拶し水をごくり。かっけー。

前作の懐かしい写真が昨日のことかのように、見る人を引き込む。カフェや自宅での仲間やその家族たちとのひと時。お馴染みのジャケットにサングラス、バイクで走ったり、カフェでビール飲んで音楽かけたり、元ガールフレンドの家で愛のひと時。二階から家族に見つからないように逃げ出す姿は、やんちゃな青春時代そのまま。

前回は、生意気だけど仲間の死、父の事件を乗り越え、友情とチームワークを学び成長、難易度の高い成果を達成。今回は、死んだ仲間の息子と第5世代戦闘機、大量の対空ミサイルをかいくぐれるのか、チームは成長し生きて戻れるのか。

33年前と言うより、ほんの10年前と感じさせてくれる、トップガンの魅力。一方で、最新のVFXと脚本でハラハラドキドキ。とても、素晴らしい作品でした。限界突破と恋、仲間たちの尊敬、変わらぬ男たちの青春。
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