金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキストの作品情報・感想・評価 - 3ページ目

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト2017年製作の映画)

박열/Anarchist from Colony

上映日:2019年02月16日

製作国:

上映時間:129分

3.9

あらすじ

「金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト」に投稿された感想・評価

2019/5/24
@シネピピ

文子の生い立ち、詩に触れて
急いで駆け込んだ。。。
まだ、自分の気持ちを整理して、言葉に、形に出来ない。
チェ・ヒソさんは、兎に角日本語がお上手!!
金子文子(チェ・ヒソ)と朴烈(イ・ジェフン)の二人に惹きつけられます。

『きみはどう生きるのか?』

『社会のために何を成すのか?』

と、映画の二人にきびしく問われているように感じました。

《……エスは尾を振り、頭を振り、跳んだり、くんくんいったりして私に飛びついてきた。私はまたエスとそこいらの田のふち、山の裾などを歩いてまわった。(中略)
朝鮮にいるとき私は、自分と犬とをいつも結びつけて考えていた。犬と自分とは同じように虐げられ同じように苦しめられる最も哀れな同胞かなんかのように感じていた。
思わず私はエスを抱きしめた。
『エス、お前は仕合せかい』
小さな声で、私は心からこう言った。…》

「何が私をこうさせたかーー金子文子 獄中手記」より
めちゃくちゃ複雑な気持ちになった😭
今頭おかしいなって思ってる人の思想ももしかしたら正解だし、今の普通と思ってることもヤバいんだろうなーと思う
やり方が超とんがってるけど、今の世の中になって良かった?のかな〜
韓国人にも反日がいること理解できちゃう

金子文子役の方、めっちゃ表情かわいかったな〜💘
それと日本語指導の方めっちゃ頑張ったんだろうな〜
どっちかわかんない人多かった!!すごい!!

それとちゃんと笑ってしまうシーンもあって激重にしない感じが良かったです
記録 2019 06月 06本目 累計 127本目

2人の関係に圧倒された。
また当時の日本の愚かさにも呆れた。韓国製作のためデフォルメされてるとは思うが事実は変わらない。事実はもっと悲惨なのかもしれないが。

またよく上映できたなと思う。変なガス抜きに使われていない事を願う。

今、主戦場が話題になってるが、今作が東京で上映された時の反応はどうだったのだろうか?今更ながら気になります。

毎回思う。この国で過去の負の歴史を綺麗事にせず作ることはできないのかと。
lgKaoring

lgKaoringの感想・評価

4.2
良く日本で上映できたなと思う。
賛否両論は当たり前だろう。
政治的な事は分からないけれど、考えなければいけないと思わせる作品。

しかし金子文子と朴烈の関係には圧倒させられた。
人それぞれ思想はある。
同じ志があれば、きっと魂は共鳴するのだろう。

金子文子を演じたチェ・ヒソ、何年か日本に住んでいたそうで日本語がとても上手。
そして文子は、時に笑ってしまうほどチャーミングに描かれている。
特に「消えろこのやろう!」やら「静かにしろ!」やら啖呵きるシーンは最高!
しっかりと心奪われた。
これが現実の話なのかと驚きます。韓国人を不逞鮮人と呼び、震災の混乱に乗じて事実無根の噂を公の機関が主導して流したこと、そしてそれを確実な証拠もなしに伝えた報道機関。その結果の大量虐殺。なんとなく知ってはいたものの、映像で観ると衝撃的で、同じ日本人としてすごく恥ずかしくなりました。
でも、当時自分もそこに生きていたら、噂を信じ、自警団を支持していたかもしれません。そう思うと怖くてたまりませんでした。
朴烈と金子文子という、最後まで信念を曲げず、力強く生きた2人がいたからこそ、この事実を知ることができるのだと思います。
Rei

Reiの感想・評価

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関東大震災の際に朝鮮人が井戸の中に毒を入れて、暴動を斡旋した。という「嘘」が流され、それによって6000人の無実の朝鮮人の命が奪われたことは現代の中高の教科書の片隅に確かに残っている。
この事実を歴史に残すために命をかけて戦った人物が金子文子と朴烈である。
韓国目線で描かれた日本の物語は私達の主観的な歴史観が排除されたものなので、嫌というほどリアルである。なぜ朝鮮人の人々は殺されなければならなかったのか。今を生きる私達には到底想像できない凄惨な虐殺の事実に多くの人はただ言葉を失うと思う。
「天皇」の名の下になにもかもを正当化していた日本政府に対しての怒りを朴と木村は一貫して貫く。彼らの主張は確かに過激かもしれない。しかし、問題の本質はそこにはない。彼らがそのような主張を持ってしまうところまで追い込んだ「何か」にあるのではないだろうか。ここで重要なのは怒りの対象は決して「日本人」に向いていないことだ。この作品を見る際この点だけは気に留めておかなければならない。
朴と木村を演じる両キャストの演技、佇まいが本当に素晴らしく、2時間ずっと画面に釘付けになっていた。
「生きるということは、ただ動くということではない。自分の生きる意志に従って行動することだ。だからその意思に従って死を選んだとしたのなら、それは死の否定ではない。」
木村文子のこの言葉は彼女の力強い人生を表している。
朴と木村が命を懸けて歴史に残した事実から私達は必ずなにかを感じることが出来るはずだ。
生きたエネルギーを持った素晴らしい作品でした。
映画好きの知人たちが大絶賛していたので観て来たら…。いやーすごいものを観た。賛否両論もちろん分かる。拒否反応出る人もいるでしょう、そしてその言い分もわかる。しかし今これを上映するのは意味があることだと思うし、日本でよく公開したな…と思うし、買い付けてくれてありがとう。どうやら「マルクス・エンゲルス」の配給と同じところらしい。

「政治的なことは置いておいて」とは出来ない映画なんだけども、「この思想を肯定するかは別として」という見方なら出来るのかも。映画としての作りも良いし、これを韓国が製作したというのも本当にすごい。日本語が時々聞き取れない部分があったので、配信されたら日本語字幕付きでもう一度観たい。

今年入って映画館で観た中では、群を抜いて脳裏に焼き付いた映画。脚本、監督、俳優、どれも素晴らしいと私は思った。

邦題、元は「朴烈 植民地からのアナキスト」だったそうです。個人的にそちらのほうがしっくりきたかもしれない(内容的に、朴烈が先に来るほうが)。
俳優陣のエネルギーと作品がマッチしている。文子の強さが鮮やかで印象深い。
昨年の大阪アジアン映画祭から何度となく観る機会を逸していたけど、宝塚に近いシネピピアとい映画館で遭遇、、。

この時代、この題材なのに、、何この朝ドラ感!? 笑

あ、もちろんNHKでは決して放送出来ない(しない)と思うけど^_^

事件をリアルに再現しようとか、思想的背景を描くとか、日本人の蛮行を糾弾するとか、、そんな感じは薄く、演技も話もいかにも現代的。コミカルであったりゆるかったりと、思っていたのと印象が違って、ちょっと面食らった^^;

反日感は緩んだ反面、どうも中途半端な感じもあるんだけど、この映画は、二人の、同士とも憧れとも恋ともとれる関係性とその微妙な変化に重きが置かれていて、そこは役者の演技力も相まって面白かったです。

特にチェ・ヒソの存在感と顔面力は魅力的でした^_^