前作「ハッピーアワー」は6時間という長時間もさることながら、
料金は3回分ということで、観ていません。
本作は観ている人を考えさせる余白を持つ作品で、ラストのセリフはもちろん、主人公二人が土手を走っているときに、雲も同時に動いているところはどのような意味だろう。そしてどのように撮影したのだろうかと思わせる。
主人公の一人である東出は「散歩する侵略者」、「寄生獣」といった作品等でも見せた、朴訥なしゃべり方とオーラが本作でも一人二役ということが、ますますホラー俳優としての確固たる実力が発揮されている。一方、ヒロインである唐田さんは初めて見たが、一貫して瞬きをせず何を考えているのかわからない演技が良く、本作は先が読めなかった。
おススメです