この映画も予備知識なしで観た方がいいと思うので観てから読んで下さいね。
ポスターやタイトルから受けた印象を次々とひっくり返す展開にびっくりした。
牛腸茂雄の『SELF AND OTHERS』写真が印象的に使われている。
その多くは正面を向いている写真だ。
手を繋ぐ2人の少女の写真は間違いなくダイアン・アーバスの一卵性双生児の影響を受けているのだろう。
前を向いて写る写真のカップル達。
そこから受ける印象は独立した関係で依存からは程遠い。
そんな力強い印象を写真から受けた。
さて、本作だが最初の展開にちょっと苛々とした。
誰かのブログで、朝子と獏の馴れ初めを、万引き家族のように創作臭くなく上手いと絶賛してあった。
が、寧ろ逆な印象を受けた。
東出くんのあからさまなカツラのように。でもちょいニキータが恋に落ちる瞬間にも似てた気もするが。
そして、朝子が優等生的なとこと、男性に依存し過ぎな感じが苛々させる。
牛腸茂雄の『SELF AND OTHERS』から受ける印象とは真逆だ。
しかしながら、この不満は仕掛けなのだった。
最後の見事なカットにやられた。
対比的なモチーフが現れたは消え流れる。川のように。見ている景色は違えど2人は生きていく。
本作には謎な部分もあったから調べてから書けば良かった。
原作読んだ人誰か教えて！
瀬戸康史くん演ずる人の役者憧れ？なんか初対面なのに随分な物言いで不思議やったけど原作はどうなの？チェーホフにヒントあるとか？あと仲本工事と地震？ボランティア？なんの意味かいまいち分からず。頭悪くて申し訳ない。
荒れる海と防波堤は朝子の決断とその後の展開からあーいう意味なのかなとか考えたりするが。
あとtofubeatsが劇伴してんだけどクラブシーンちょい変じゃね？単純にちょいダサな印象と、
Gabriel MarchisioのMore Days On Weekが流れてたら急にtofubeatsのsweet lovesong流れてチークタイムって。
今のクラブってディスコ時代のようにチークタイムあるの？
教えて！
