久々の邦画。悪い意味で話題のお二人ですが・・・東出さんは声を含めた演技よりも顔・表情で示す方が力強く伝わる人だなぁと(惜しいという意味で)。
猫や”バク”など、様々なものがシンボルとして読み取れる中で、静かな地続きの平和に続く「寝ても覚めても」というタイトル通りな世界観をしっかりと感じられつつ、果たして東出さんと同じ顔は本当に２人いたのかという曖昧な不思議さを残す作品でありました。
そういえば、家の前に流れる川の名前や、最後の台詞などを統括してみても、きっと未来は2人にとって明るいんだろうなと感じた。
退屈になりそうな場面で思わず見てしまうようなシーンになってしまうこと、またこの監督さんの撮る"横並びの3人"が本当に傑作で美しいな、という所が好きです。が、正直主演２人の演技がなぁ・・という所でこの評価。
独特の世界観、雰囲気。という意味では他の作品もぜひ見てみたい所。
