Aika

シナトラ トゥー・ビー・フランクのAikaのレビュー・感想・評価

3.8
歌手としてはもちろん、映画界でも活躍し、60年近くのキャリアを誇ったトップエンターテイナーフランク・シナトラ。
彼の生前を知る友人や音楽評論家を交え、その人生に触れるドキュメンタリー。
(オープニング曲は「Blue Skies」私の激ラブ曲なのでそれだけであがる!)

ジャケットとタイトルも小洒落てるけど、画もおしゃれ!
チャプター毎に水色のスクリーンにピンクのネオンの文字が光り、彼の生前の映像と再現映像のタッチを合わせ、現在のインタビューとはアスペクト比が変わる。
インタビューを受ける人たちが座るカウチからバックの壁まで洗練されていて、細かいところまでシナトラのイメージに寄せてるんだろうなと感心。

そしてまぁ驚くほどの情報量。
これだけの長いキャリア、様々な分野での活躍、黒い噂もたえなかった人なのもあるだろうけど、何より人々に愛され常に注目の的だったからだろうなぁと感じた。

私の中でシナトラはMGMミュージカルの名脇役イメージが強く、憧れの54blewではよくシナトラナイトを開催しているので勉強のためと思い観たけど、映画史・音楽史も学べてとても良いドキュメンタリーだった。

あのアリス・クーパーが「シナトラを超える人は一生現れないぜ。」とキラキラした目で語るのが可愛い♡

以下シナトラメモ。
・glee部所属。
・レコーディングをした曲は千曲を超え、トップ40入りした曲は130曲。
・アメアイの元祖、オーディション番組で優勝。
・10代の女性に人気を博し、それがおっかけの先駆けとなる。
・自分の感情を隠さず、好き勝手に振る舞うシナトラの素行は、後のロックスターに大きく影響。
・トランペット奏者トミー・ドーシーに倣った呼吸法。
・キャリアの転換期には、3人の妻が大きく関わる。
・エルヴィスは下品で嫌いと公言。それに対しエルヴィスは大人の対応。
・時代の流行より、自分のやりたいことが優先。そしてそれが見事ヒットする。
・オール大好き。お供はジャックダニエル。

あとはながーいながーいWikiにも載ってるかな。
そして自らを「18金の躁鬱患者だ」と言っていたというシナトラ。見終わるとあぁうん納得!
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