天羽忍

さよならの朝に約束の花をかざろうの天羽忍のレビュー・感想・評価

4.3
さよならの朝に約束の花を飾ろう

今年観た、映画の中では暫定1位!
監督、脚本の岡田さんの代表作「この花」「心がー」は高校生の葛藤だが、今回は母親の息子への愛の物語。しかも、ファンタジー。
代表作とは、違う感じ。岡田さんは今回の映画のようなテイストの方がいいと思う。

母親となる主人公は20歳前後で、外見は歳をとらず死なない。その主人公が男の子の孤児を引き取り育てあげる。
母親としての愛情が凄い。息子にかけがえのない愛情を与えている。これはお金で買えるものではないし。
いくら母親とはいえ、義理の母親。
それでも、母親は息子を第一に考え、自分より息子の人生を優先する。
この映画はまさしく、そして母になる!

母親としての溢れるばかりの愛情、それを受けて葛藤して成長していく、息子の物語が丁寧に素晴らしく描かれている。
脚本は本当、素晴らしい
これぞ映画というべき映画!
全てのキャラクターが立っており、まるで絵画のような映像は素晴らしい。

これぞ観るべき映画!観てください!
天羽忍

天羽忍