このレビューはネタバレを含みます
荒削りではあるけれど
親子、恋人など関係なく
大切な人に抱く愛の形を
美しく描いていました。
独特の造語が出てくるので
用語の予習は予めしておくと
分かりやすいかもしれません。
さよならの朝に約束の花を
というタイトル
岡田麿里作品に馴染みのない方だと
約束の花って何だったの?となってしまう。
「あの花」の花も特定の花を指してる訳ではなく、少年少女たちの未熟さだったりそこから大人になっていくという意味が込められていて、この作品の「約束の花」も特定の花の事ではなく、エリアルの決意だと思いました。
劇中では何度かかあさんをまもる!と
発言しておりマキナとも約束しています。
そしてラスト、エリアルの最期のシーン
マキナはただいまと言って
エリアルに焦げた布を掛けてあげます。
焦げた布が出てくるのは
冒頭のレナトから逃げるシーン
マキナとエリアルが喧嘩して家の
クロスが燃えてしまったシーンの二ヶ所。
どちらもエリアルがマキナに生きる力を与え、居場所を守ったシーン。