ルイまる子

ヴィクトリア女王 最期の秘密のルイまる子のレビュー・感想・評価

4.0
本作もイギリスの過去を反省する物語?また異教徒、アジア系中東系を肯定する映画というスタンスで良いんだろうか。最近こういうの多い。ジュディ・デンチが上手いけれど、なんか食べ方など品がないしあれは英国王室と言えどもちょっと前まで実は野蛮人だった、ローマ+キリスト+ゲルマンの結果がヨーロッパで、イギリスなどは大分後から栄え、文化があるのはヨーロッパ以前の中東や中国がメインでウチらは下品な出だよ、という自嘲的ジョークか。またはこのおばあちゃんが普通の人で自分の権威なんか一ミリも興味なく、ただただ幸せになりたい、なのに出来ないから朝から晩まで毒舌吐いてる。それがあの下品な食べ方に繋がるのか、、単に正直で純真な人だから着飾って高貴な置物みたいに扱われるのが真っ平だからあの振る舞いなのだろうか、、孤独でもう死んでしまいたいくらい毎日つまらないヴィクトリア女王は好奇心旺盛なおばあちゃん、そこへやってきたインド人のアブドゥルのお陰で彼女の生活が一変する。しかし実話らしいからそのインド人が実はイスラム教でご法度のイスラム文字覚えたり実際してたんだろうと考えると周りがあの様な反応するのも無理はなく、そこがなんかイノセントなおばあちゃんで自分の世界最高位最高権力はどうでも良く、差別や国境軽く乗り越えた姿を見て爽快感を感じる。
そういえば一つ思い出しました。イギリスに居た時、マンゴが皆の大大好物だと知りへーと思った。みんなが他のフルーツよりマンゴを美味しいと絶賛する。本作でインド人が持ち込んでくるマンゴについても触れていたので思い出しました。
【ネタバレあり】
しかし後半このアブドゥルが嘘をついていた事が明らかになり。。。
その後はどうもテンション下がってしまった。
ということはほぼ史実です、というキャプションも効力がない。
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