このレビューはネタバレを含みます
ムーニー役の子役が凄い演技。
こういう映画を観ると、やっぱり教育は大事で、平等に教育を受けられる世の中になるよう世界全体で努力しないといけないなと思う。
子どもは親をよく見ている。
ヘイリーと同じように汚い言葉を沢山使っていて悲しいし怒りを感じる。
確かに愛情はあるけど、子どもを詐欺に加担させたりするのは許せない。
勿論そこまで追い詰めた社会もいけない。そしてディズニーの横は貧困地区になってしまっているという状況は皮肉。
社会が変わらなきゃいけないというのは前提にあるけど、優しくしてくれる人たちに尽く悪態をつくヘイリーも酷い…
きっと叱ってくれる人がいなかったから精神は未熟なまま大人になってしまったんだと思うけど…どうか他責思考に走らないで…!と願ってしまう。
ムーニーが火事を起こしたとき、母にも言えず叱ってももらえず、引き攣った笑顔を見せたのが忘れられない…
ラストはコマ送りよりスローのほうが好みだったなぁとぼんやり思った。
カラフルな画とムーニーの無邪気さが、苦しい現実とのギャップで苦しかった…