ぽめ

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法のぽめのレビュー・感想・評価

3.8
ずっと見たかったフロリダプロジェクト、
美しく色鮮やかなポスターとフロリダの
イメージで、勝手に明るく楽しい作品を想像していたが、全く違った。

フロリダのディズニーワールド近くの安モーテルで日々ギリギリで暮らしてる貧困層の親子達とそれを見守る管理人のお話。

まだ幼いのに酷い言葉連発で、良くない遊びを繰り返す子供たち。まったくもう‥などと思ってしまうが、本当のところ、子供たちが悪いのではない。
親達がひどすぎる。
もちろんそれは一部の親達だけで、
貧しいながらも、きちんとお仕事をして常識を持って育ててる親もいる。
でも主人公はもうボロボロに荒んでいて
救いようがない‥

だが親らしい事もしないのに、子供は親を全面的に愛し信じ頼って生きているのだ。あんな風に育てられたら、こうなってしまうのも無理はない。とにかくかわいそう。
なんとかしてあげてー。

ラストはえっ?って感じで、ちょっと腑に落ちないような、でもよかったような。

子供をもったからには、そこだけはちゃんとしてほしい。できないなら、周りに助けを求めてほしい。と切に願う。
こんな辛い状況の子供達がこれ以上増えないように。

この作品、期待とはだいぶ違ったが、
いろいろと考えさせられた。
ショーンベイカー監督の伝えたかった事、しっかり表現されていると思う。
ぽめ

ぽめ