『エンドロール、ほぼ全員が席を立つことは不可能だろう』
現状今年ベストです。
久々にエンドロールから劇場が明るくなり数分鳥肌が止まりませんでした。
ラストの好みは、万人受けするものではないです。ただ、辛かったり、バットエンドではないので!←バットかハッピーかも人によるかもですが。
普段映画を観ない人が観たらこの展開は???だと思いますが、普段から映画を観ている方ならぶっ飛ぶと思います。
まずは子供達の演技力に本当に脱帽です。
みんな本当にすごい。やっていることは、スタンドバイミー的な感じですが、彼らより歳は下なのに、演技力が抜群にいいです
主役の方は今回が初作品、しかも監督がインスタで見つけてオーディションに呼んだとかもう凄すぎ。もちろん、ウィレム・デフォーのキャラも演技も最高。
撮影はデイシーンは35mmフィルム撮影。夕日に出るアナモの横線が印象的だった。夜シーンはALEXA miniでデジタル撮影。高感度を生かしたものでしょう。
そして、ワンシーンだけタンジェリンの時話題になったiphoneのシーンがありますが、それは誰もが衝撃を受けるシーンです。そのシーンiphoneですよ。
全体を観れば、笑って観られますが、細かいところをみると大変切なく、心が痛くなります。監督はしっかりそこも直接映さなくても、しっかり音などで映しています。
特別なCGもなく、シーンもそんなになくとも、ここまでの作品が撮れる。予算もマーベルなど比べたら天と地ほどあるでしょうが、映画は企画と脚本だと改めて感じさせてくれる作品でした。
正直わたしはIWよりラスト、ぶっ飛びましたよ。