演技とはいえ小さな子供にこんなに汚い言葉使わせて大丈夫なんだろうか…といらん心配でハラハラした。なんにせよ、子供の演出がうまい監督だなと思う。是枝裕和とかとはまた違う意味での子供演出。
監督は前作『タンジェリン』をiPhoneのみで撮影したが、今回もほぼ35mmフィルムを使いながらもある場面ではiPhone。なるほどな、という場所で使ってます。でも条件さえ整えば違和感なく見えてしまうのがiPhoneのカメラのすごいところだなと改めて思った。
ストーリーは本当にだらだらと続き、夏休みの気怠い雰囲気を思い出した。ずっとこんな時間が続くんじゃないかという感覚。でももちろんそんなことはなく、それ相応の結末が待っている。夏休みはもう終わりなのだ。