貧困!?
そんなの関係ねぇ!
とはしゃぎ回る子どもたち。
破天荒のママの影響もあり、遊び方はちと過激ではあるが、全力で日々を過ごして行く姿に心打たれ。
フロリダってそりゃ観光地オブ観光地、サンライズ&サンセットが人びとを包み込む陽気な街ってイメージでしたが、
この作品はそんなフロリダの暗部を炙り出していて。
ただ、建物や街並みの色彩がめちゃくちゃ豊か。
子どもたちの希望を暗喩してるようでグッとくるでしかし。
ヒステリックでバイオレンスな描写のあとで、ものすごい綺麗な自然描写が差し込まれて、希望はすぐ底に横たわってることを示唆してるようで、泣ける。
ハードコアな描写も全て、ラストのカタルシスの為に用意された茶番のようなもの。
希望です。どんな人にも希望を。
あと、ちょっとドキュメンタリー的な題材に幅を与えてる、ウィレムデフォー演じる管理人の存在。
彼の目線に、優しさの本質が宿ってるのかも。