Busceo

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法のBusceoのレビュー・感想・評価

4.0
ショート・タームやThis Is America版よつばとって感じだが、子どもの純粋性に頼りすぎず、社会告発の重みに甘えずのバランスが素晴らしかった。

コートニー・ラブを想起せずにいられないヤンキー母ちゃんの立ち振る舞いと、父親ヅラすんじゃねえと悪態をつかれ、「おまえの父親になんかなりたくねえよ!」と返しつつもドン詰まり親子たちへの眼差しを失わない(失えない)ボビーの魅力も素晴らしい。実の息子(俺の大好きなケイレブ君)との距離感も味わい深い。

演技だか素なのかわからないからこその子役たちの存在感も素晴らしいし、グロリアも最高だ。

間違いなく「余韻オブジイヤー」候補。この類の処理できない感情を残してくれる映画はそうないよね。見るたびに違った視点の違った感情を掘り起こされそうな映画だった。